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かくどー14

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◎『川端康成全集 第三十二巻』 川端康成著 (新潮社)




川端康成全集 第三十二巻の新文章読本を読みました。




気になったところ




まえがきからひかれました。



文章は、人と共に変わり、時と共に移る。

一つが消えれば、一つがあらわれる。

文体の古び方のはやさは思いの外である。


つねに新しい文章を知ることは、それ自身小説の秘密を知ることである。

同時にまた新しい文章を知ることは、古い文章を正しく理解することであるかもしれぬ。

明日の正しい文章を・・・・・生きている、生命ある文章考えることは、私たちに課せられた、光栄ある宿命であろう。




第一章


一、

日に新たな文章の道は、戦争以後はその特徴が殊に著しいようで、しかし底に流れる一つのものは案外不変なものでなかろうか。

永久に古く、しかもつねに新しい何かを求めるのが、われわれの道かもしれぬ。



三、

言葉と文字の発見によって、人類の精神と文化が無限に発達したということは言い得よう。


文章は小説の命であると同時に、文章はまた小説発展の束縛者でもある。

文章に~永久に研究の対象であろう。





また、川端康成全集 第三十二巻は、新文章読本以外にも文章関連が、いっぱい掲載されています。


・現代作家の文章を論ず


・新文章論


・文章学講話


・現代作家の文章


・書簡の書き方


・走馬燈的文章論


・文章について


・文章


・わが愛する文章





気になったところもかなりあり、うつしたくなるところもかなりあり、

文章についてのいろいろな情報がありためになり、手元において何回も読みたくなる本でした。






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