書くどー

ジャンル問わずとりあえずいろいろ書きたい

かくどー25

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◎『ユーモアのレッスン』 外山滋比古著 (中公新書)




読みました。




『日本大百科全書』の別項、(イギリス国民性)の中でもユーモアにふれて、(ユーモアとは、自分をも他人と同じくわきから眺めて、そのおかしさを笑うことのできる能力あるいは感覚である。ーーーーーーー卑下しておせじ笑いするこではなく、自分と他社を同じ高さに置き、しかも相手に思いやりをかけて笑うときにこそ、真のユーモアが生まれ、そのときこそ笑いが人間の心を結び付ける固いきずなとなりうる)とのべています。




藤山寛美の間についての定間と半間の話

また、落語の話や喜劇の話、川柳、俳句、ことわざ等についてものっていて興味深いことが多いです。







#『ユーモアのレッスン』 外山滋比古著 (中公新書)


#ユーモアのレッスン


#外山滋比古著



#中公新書

かくどー24


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◎『石ノ森章太郎のマンガ家入門』 石ノ森章太郎著 (秋田書店)




読みました。




気になったところ




あなたに"よしやれる"という自信と"なるほどこうやればいいんだな"という知識と"なんだ、これならこうしたほうが"という批判と研究の精神をさしあげるーそれが、ぼくの「マンガ家入門」の果たすべき役目なのです。

批判は進歩のためのエネルギーです。





ストーリーマンガ



準備


まず次のことばをおぼえてください。


モチーフ(motif)ー創作しようとする意欲のもととなる思想のこと。

(動機)


テーマ(theme)ー作品をつらぬく根本思想、問題点。

(主題)


プロット(plot)ー作品全体のすじ、構想、仕組み。

(形式)


コンストラクション(construction)ー物語の構成


コンテ(continuity)ー映画用語ですが、シナリオをただちに撮影できるようにかきなおした台本。

こまかく絵をかきこんだものは絵コンテ。


シノプシス(synopsis)ーあらすじ


キャラクター(character)ー配役、人物



ではノートを



一、ノートに書き込むのは


①ヒント


②プロット


③シノプシス


④キャラクター


⑤ストーリー


⑥メモなどである



とくにこの⑥メモは大切である


すぐには役にたたなくとも


長い話の場合


そのうち いつか役にたってくるのだ



書きたいところもいっぱいで

いろいろなためになる情報満載で、手元にもって何回も読みたくなる本です。


なんとか手に入れたい本です。










#『石ノ森章太郎のマンガ家入門』


#石ノ森章太郎著


#(秋田書店)





読書もいろいろ

かくどー23

かくどー23




◎『書く力 加藤周一の名文に学ぶ』 鷲巣力著 (集英社新書)




読みました。




気になったところ




まえがきーたくさん読んで、たくさん書く




第Ⅰ部 基礎編



第1章

文は短くー「通いなれたところ」


第2章

読点は雄弁だー「「美」について」


第3章

見ることが基本ー「『上野毛雑文』」


第4章

五感でつかむー「美しい顔」


第5章

経験を通して考えるー「ある少女の眼


第6章

主題を設定するー「再見『リア王』」


第7章

起承転結をつくるー「小さな花」


第8章

文章に構造を与えるー「鴎外全集に帰す」





第Ⅱ部 実践編



第9章

むつかしいことをやさしくー「嘘について」


第10章

論点は三点に絞るー「土着文化または『万葉集』の事」


第11章

強調で論点は明確にー「堀辰雄愛読の弁」


第12章

鮮やかな比較対照ー「近うて遠きもの、遠くて近きもの」


第13章

大局観と細部への眼ー「人と方法」


第14章

例示は秩序立ててー「中村真一郎・その三悪と三善」


第15章

具体と抽象の往復ー「美しい時間」


第16章

現在と歴史の往復ー「帝国主義または杜詩の事」


第17章

比喩が持つ説得力ー「三匹の蛙の話」


第18章

諷刺諧謔で真実をー「オリンコーラ万歳」


第19章

否定による肯定ー「『荷風全集』推薦文」


第20章

確率表現を的確にー「誄「遠藤麟一朗」」





第Ⅲ部 応用編



第21章

紹介文ー「丸山眞男」


第22章

追悼文ー「福永武彦の死」


第23章

書評文ー「文は人なりまたは『ラッセル自伝』の事」


第24章

鑑賞文ー「肉体は悲し」





かなり目次からわかりやすく、情報も多く例文もあり、手元においてまた読みたくなる本です。






#書く力 加藤周一の名文に学ぶ


#鷲巣力著


#(集英社新書)

かくどー22

かくどー22




◎『一億三千万人のための小説教室』 高橋源一郎著 (岩波新書)




読みました。




気になったところ




あなたが最後にたどり着くはずの、あなたひとりだけの道、その道の向こうにあるものです。




NHKラジオから飛ぶ教室で高橋源一郎が流れてきました。

どこかで聞いた名前やなと思っていたら『一億三千万人のための小説教室』 高橋源一郎著 図書館で借りてました。



ラジオも興味をそそる内容で、ゲスト作家の分析もするどく、また本もラジオも気になりました。



本人がかなりの小説好きというのは、よく伝わってきました。

小説関連の本も結構出されているようなので読んでみようかなと思います。







#一億三千万人のための小説教室


#高橋源一郎著


#(岩波新書)

かくどー21

かくどー21







◎『文章修業』 水上勉、瀬戸内寂聴著 (光文社)




読みました。




気になったところ




やさしい言葉で語りかけるのがいちばんいいと。

それが若いと、自分は勉強しているぞということを知らせたくって、こんな文章も書けるぞっていうところがどうしても出るんです。




ほんとうに孤独ななかで自分の書くものとだけ向かい合っている、それは醍醐味ですね。




著者二人の対話形式で読みやすく、わかりやすく、すらすら読めおもしろかったです。

また読みたくなり、また読むでしょう。







#文章修業


#水上勉


#瀬戸内寂聴


# 光文社